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「松岡映丘―古典美の再興―」
2015年3月21日(土・祝) ~2015年5月10日(日)
松岡映丘(1881-1938)は明治14(1881)年に播磨北部の神東郡田原村辻川(現、兵庫県神崎郡福崎町辻川)の旧家・松岡家の末子として生まれました。兄には医師で歌人・国文学者の井上通泰(松岡泰蔵)、民俗学者の柳田國男などがおり、学術的に恵まれた環境で幼少期を過ごしました。
そうした環境で育った映丘は、幼少期より武者絵に興味を示し、明治30(1897)年に住吉派の画家、山名貫義に入門、大和絵の技法や有職故実などを研究するようになります。大正元(1912)年の第6回文展において「宇治の宮の姫君たち」が初入選すると、以後官展を舞台に活動し、大正・昭和期における大和絵の復興において重要な役割を果たしました。
本展覧会はこうした映丘の画業を振り返り、その絵画制作のあり方を、下図や本画、資料を通して検証しようとするものです。
主 催: 奈良県立万葉文化館
会 場: 奈良県立万葉文化館 日本画展示室
会 期: 平成27年3月21日(土)~5月10日(日)
毎週月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日の平日休館)
※会期途中で一部作品の展示替えを行います(前期:3月21日~4月12日 後期:4月14日~5月10日)
入館料 : 大人600円 高校・大学生500円 小中学生300円
展示内容:初期から晩年までの屏風や軸装、画稿を含む40点
イベント:学芸員によるギャラリートーク 平成27年3月22日、4月12日、4月19日(午後1時30分から ※要観覧券)